古い友人を待つ必要性
人間、どのような活躍の場を得ようが
過去における旧友の‘眼'を耐えられな
い人生は空しい、と思います。
人生苦しいこと、つらいことがあろ
うと、耳を傾けてくれる一人の旧友が
存在する人は幸福です。
学生時代、背伸びして勉強量・運動
量を競い、劣等感も悩みも共有する泥
臭く築いた友人との信頼が、時を経る
ことで熟成し、人としての財産となり
ます。
今の時代、インターネットやファイ
スブック等で「友達」申請し合うのが
日常。「友達」になれば、互いの日常
が手にとって詳しく読める時代です。
実名で日常をさらしあう中から、いず
れ心を許す関係ができ、歳とって人生
を語る友人に育つかもしれません。
知り合う機会は様々。同級生。パーテ
ィー。ネットの「友達」。全てはきっ
かけにすぎません。ちょっとした一言、
で簡単にその関係が崩れてしまうこと
になりかねません。
肝心なのは、理解し理解される丁寧
な努力を重ねてこそ、長く強いつなが
りが出来上がるのだと思います。
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