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執筆者の写真Eiji Hagiwara

経営に必要な「会計学」④

稲盛和夫氏の“会計学”からの学び

◎日々損益計算書をつくる

・経営を行うということは、大所高

所に立ち、局面でツボを押さえてい

くことで成り立つような、いわば名

人芸ではありません。

もっと、地道な日々の活動ではない

かと考えられます。

経営とは、日々の数字の集積です。

毎日の経費や売上の積み上げ無くし

て、経営はできません。

つまり月末の損益計算書を見て経営

を行うのではないのです。

毎日のオペレーションの積み上げで

月次の損益計算書が作られるのです

から、日々損益計算書を作っている

のだという実感を持って経営に当た

るべきです。

もし、毎日のオペレーションの数字

を見ないで経営を行うとするならば、

飛行機に乗って、その日1日計器を

見ないで操縦するということと同じ

です。飛行機はどこへ飛んでいき、

どこへ着陸するのかわからなくなっ

てしまいます。

同様に、日々の経営から目を離した

ら、目標に到達するわけがありませ

ん。それでは経営にならないのです。

損益計算書は、全社員の毎日の生き

様が累積した結果だと考えています。


◎毎日の積み重ね

現代社会での経営は、外部環境によ

って会社の進むべき内容が目まぐる

しく変わっています。

その行く末を『今期の決算がでてか

ら』『半期の数字がでてから』では、

判断が遅れてしまいます。

毎日毎日の状況を意識して見ていか

ないといけませんね。


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