稲盛和夫氏の“会計学”からの学び
◎日々損益計算書をつくる
・経営を行うということは、大所高
所に立ち、局面でツボを押さえてい
くことで成り立つような、いわば名
人芸ではありません。
もっと、地道な日々の活動ではない
かと考えられます。
経営とは、日々の数字の集積です。
毎日の経費や売上の積み上げ無くし
て、経営はできません。
つまり月末の損益計算書を見て経営
を行うのではないのです。
毎日のオペレーションの積み上げで
月次の損益計算書が作られるのです
から、日々損益計算書を作っている
のだという実感を持って経営に当た
るべきです。
もし、毎日のオペレーションの数字
を見ないで経営を行うとするならば、
飛行機に乗って、その日1日計器を
見ないで操縦するということと同じ
です。飛行機はどこへ飛んでいき、
どこへ着陸するのかわからなくなっ
てしまいます。
同様に、日々の経営から目を離した
ら、目標に到達するわけがありませ
ん。それでは経営にならないのです。
損益計算書は、全社員の毎日の生き
様が累積した結果だと考えています。
◎毎日の積み重ね
現代社会での経営は、外部環境によ
って会社の進むべき内容が目まぐる
しく変わっています。
その行く末を『今期の決算がでてか
ら』『半期の数字がでてから』では、
判断が遅れてしまいます。
毎日毎日の状況を意識して見ていか
ないといけませんね。
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