稲盛和夫氏の“会計学”からの学び
◎一対一対応の原則を貫く
・物事を処理するためにあたっては、
どんぶり勘定でとらえるのではなく、
一つ一つ明確に対応させて処理する
ことが大切です。
例えば、伝票無しで現金やモノを動
かしたり、現金やモノの動きを確認
せず、伝票のみで処理するというよ
うなことがあってはなりません。
売掛金の入金チェックにしても、ど
の売上分をどの入金分で受け取った
のかを個々に対応させながら、一対
一で消し込むことが必要です。
また、生産活動や営業活動において
も、収益とそれを生み出すために要
した経費を正確に対応させ、厳密な
採算の管理を行うことが必要です。
◎現物確認の重要性
・‘モノと伝票’‘伝票とお金’等、
経営をしていく中で、とても大切で
重要なことです。
会社組織も大きくなってくると、
・‘モノ’だけを扱う部門
・‘金’だけを扱う部門
・‘受注’のみを行なう部門等
様々な部門に細分化され、効率よく
企業運営されていきます。
ただ、効率性だけを追求していくの
は危険です。
各部門ごとの繋がりがしっかりでき
ていなければマイナスに働く場合も
あります。
‘モノ’は作ったはず、納品したは
ず、請求したはず、入金したはずな
ど、その時その時に確認を怠ると、
やったことが結果につながらない場
合も出てきます。
全体を見る目を必要になります。
管理部門も重要ですね。
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