稲盛和夫氏の“会計学”からの学び
◎伝票と対応させるモノの単位の
基準を明確にする
・伝票とモノを一対一に確実に対応
させるには、伝票の明細と現物を一
つひとつ突き合わせてチェックする
必要があります。その時、伝票に記
載されている単位とモノを管理して
いる単位が違っていれば、一対一に
対応させることは困難になります。
従って、予めもっとも合理的なモノ
の単位の基準を定め、その単位を使
ってモノを管理することが重要なの
です。
単位の中には「箱」や「パレット」
など製品によって含まれる数量が異
なるものもあります。
一対一の対応を守るためには、明確
な単位の基準と明細書をつけるなど
の管理手順を合理的に定め、それに
従って確実に管理することが必要で
す。
◎現物確認
伝票とモノを対応させるときは、や
はり現物をしっかり確認する必要が
あります。
合理的な単位を定め、その単位によ
ってその都度モノの確認と計算がさ
れていることの確認を行ない、次の
工程に移行するのが、間違いなく進
んでいくポイントになると思います。
私たちもお客様の経理内容において、
出てくる数字を請求書や領収書で確
認し、その内容のモノが何か、固定
資産計上すべきモノは何かを自分の
目で確認することを肝に銘じていま
す。
定期的な事柄があれば、「前回と一
緒だろう」「いつもと一緒だろう」
という“だろう”でその事柄を終わ
らせず、現物を確認し、自分の目で
確かめることが、誤りを防ぐポイン
トですね。
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