稲盛和夫氏の“会計学”からの学び
◎複数の人間の目を通して
チェックする
・仕事は完璧でなければなりません
が、人間のすることなので、うっか
りミスをしないとも限りません。
そこで、製造で使う機械などには、
作業者がうっかりミスをしても絶対
に怪我をしないように、安全装置が
施されています。
これは、会計にとっても重要な考え
方です。
売上や経費の計算にしても、伝票の
記入内容にしても、どこでどういう
ミスが起こるかわかりません。
そうしたミスを未然に防ぐ安全装置
が、『ダブルチェック』です。
『ダブルチェック』の基本は、常に
複数の部門、複数の人間の目を通し、
常に間違いがないかを、おのおの別
の角度から確かめあうことです。
お互い厳しくチェックしあうことで、
お金やモノの出し入れや伝票処理な
どが正確に行われるようになり、
会社全体として公明正大な会計処理
が実現できるのです。
◎厳格な検算体制
・私どもの仕事は、書類作成、試算
表や決算書をチェックしています。
自分達が行なった作業が正しいか他
の人がチェック(検算)するという体
制を整えています。
自分は正しくやったとしても、やは
り間違いはあるもの。
それを第三者の目で確認をしてもら
うのです。
私どもの仕事は、経営者の経営を判
断する材料をともに作り確認するこ
とを十分認識し、お客様の経営の一
部を担っているのだと常に心に刻ん
でいきます。
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