稲盛和夫氏の“会計学”からの学び
◎自分で見直して完璧にする
・ミスは、どんな仕事であろうとも、
絶対に許されるものではありません。
例えば、伝票などに間違いがあれば、
お客様の信用をそこねたり、実績が
正しく把握できなくなります。
経営判断に用いる資料にミスがあれ
ば、会社経営を誤ることにもなりか
ねません。
こうしたミスをなくすには、仕事を
終えた後で誤りがないかもう一度見
直すことです。
計算の場合は、改めて検算をして確
かめます。
念には念を入れて見直し、ミスをな
くすことで、その後の仕事を受け持
つ人にも、ミスによる余計な負担を
かけなくて済みます。
ミスは発生の源から絶つ必要があり、
『ダブルチェック』があるからとい
って、手を抜くことは許されません。
ミスは絶対に出さないという強い意
志を持って日頃から見直しを欠かさ
ないことが、仕事を完璧なものにし
ていきます。
◎過信は禁物
・自分では『正しい』と思っても、
検算体制により誤った部分が見つけ
られる場合が多々あります。
自分では完璧に仕上げたつもりでも、
誤りが見つかります。
ダブルチェックは自分の見つけられ
ない部分を見つけてくれるシステム
です。
しかし、このシステムがあるからと
いって、自分の仕事をいい加減な形
でいいというわけではありません。
自信を持って「間違いない」と思っ
ても、視点が変われば見つかる過ち
があるのです。
仕事を仕上げた後、いろいろな角度
で見直すことを怠らないようにして
いきます。
過信は禁物です。
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